イベリアの豚・夜の七つの幻想 [記録としての古詩と当世詩]
第3の月・祈唱[当世詩]

作詞作曲・黒実 音子



***町娘***
私をのけものにして、身分の高いあの女と
貴方はきっと結ばれるのね
私は、どんなに貴方に想い焦がれていても
貴方に近づく事すらできないというのに!!

ああ!! それでも願ってしまうのだ!!
代わりあるものではないのだから
せめて冥府の国では、身分も土に帰り
ちっぽけな骨だけになった二人は
手をつないで踊れるかしら?

==================
それでも人は夢見て慕い続ける
愛する人の日常に入れてもらう事を
それが例えどんな
おのれを傷つける魔術でも

私は、また闇に落ちて眠り
貴方は光の中を歩いてゆく
それが私達の距離!! でも、
私は、それでも貴方を愛してるの
==================

inserted by FC2 system