魔女の賛美歌(カンポサントの変奏曲集)
第11番 〜
アゼリカとリリカのアルマンド

作詞作曲・黒実 音子



1
七つの新月の三日月草原の恋する風の中
村の子アゼリカと、夜の子リリカの
お茶会を開きましょ

スコーン、木の実に、ブドウのパイ
ほんの少しのワインと、ミントにパン
お友達を呼んで、心を着飾って
永遠を祝いましょう

だけど、時はいつか
全てを飲み込んで
いつの日にか、何も残さず
消えて無くなるでしょう

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冷たい冷たい、主のこの世界で
大切なモノを語り合いましょう
きっときっとそれは永遠の
永遠のお茶会の日
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さぁ、踊りましょう
月夜のアルメイン
さぁ、踊りましょう
草原のガリアルド
手と手を繋ぎリュートの音で
ワインを飲み干して



2
ケーキを食べたら、お次はビスケット
サンドイッチ、キャビア、チョコレート
アゼリカのわがままも、リリカの欲も
恋の実で大人しく

木漏れ日求めて集いましょ
何処までも続く平原で
誰も知らない秘密の集会
いつまでも語らいましょう

人生のほんの少しの
痛み、傷跡など
オシャレと素敵さで
包み込んでしまうのです

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永遠の時間の短さを
アゼリカ、リリカは知っていたけれど
ホントの永遠に恋してた
永遠に恋をしてた
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3
あれから100年、三日月草原の恋する風の中
村の子アゼリカと、夜の子リリカは
もう何処にもいない

スコーン、木の実に、ブドウのパイ
ほんの少しのワインとミントにパン
何も無くなって、誰もいなくなり
荒れ果てた草原に

だけど、ホラごらん
痛み、傷跡など
オシャレと素敵さで
包み込んでしまうのです

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冷たい冷たい、主のこの世界でも
素敵な素敵な物語り
きっときっとそれは永遠の
永遠のお茶会の日
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冷たい冷たい、主のこの世界で
大切なモノを語り合いましょう
きっときっとそれは永遠の
永遠のお茶会の日
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