スペインの 墓のユーモア を歌った音楽



風刺、諧謔、ゴミ捨て場の信仰、


無慈悲な橈脚類の世界、ミサ・ド・ガロ・・・


フラメンコやファドを、晦渋とも言える哲学で、


スペイン神学で語り尽くす。


詩や文学やオペラの音楽。


難解で楽しいラテン芝居と音楽の世界へ!



































スペイン魔女の音楽 

■日時・2019年428日() 
■時間・開場17時30分 開演18時00分 
■場所・松本音楽記念迎賓館(Aホール)


松本記念音楽迎賓館

http://ongakugeihinkan.jp/


■演奏・墓の魚 (スペイン魔女のオーケストラ)
■料金・前売り4000円 当日4500

■出演者一覧

作詞作曲/十九世紀ギター/カリヨン/道化師(歌)/字余りの乞食(黒実 音子)
ポルトガルギター/バテンテギター/ヴィオラ・カイピーラ/リュート/Keima Oswald
クラシックギター/長洲 毅志
フラメンコギター/岡田 洋輔
フラメンコ・カスタネット/川島 めぐみ
チェンバロ/ピアノ(ベーゼンドルファー)/山角 倫代
パイプオルガン/Ei
オーボエ/イングリッシュホルン/赤井 理紗
第一バイオリン/第二チェロ/大原 敏生
第二バイオリン/田口 楓
第三バイオリン/門脇 吏栄
第一ヴィオラ/石山 真穂

第二ヴィオラ/今井 凜
第一チェロ/本橋 快
第一コントラバス/吉山 知宏
第二コントラバス/井口 信之輔
第三コントラバス/後藤 桃
第一トランペット/フリューゲルホルン/小嶋 洋一
第二トランペット/東山 華奈

道化師(歌)/天使のロングトランペット/トイピアノ/赤足亀のうおい
道化師(歌)/貽貝のわしなこ
道化師(歌)/貧者の魂
道化師(歌)/会計士
道化師(歌)/概念の死体置き場





↓↓「墓の魚」って何??という方は、ぜひこの動画を↓↓
















■申し込みフォームよりお申し込みいただけると、
後日、受付番号をご連絡させていただきます。
お支払いは当日になります。









■申し込みフォームがご使用できない場合は、
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ただけますと嬉しいです。




pezdetumba@yahoo.co.jp


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受付番号をご連絡させていただきます。
お支払いは当日になります。





■コンサート内容







まるでスペイン文学の世界








南ヨーロッパには「死」を扱った芸術が

昔から存在しています。


これをメメント・モリ(memento Mori)と言
います。




例えばクラシックでいうと、

サン=サーンスの名曲「死の舞踏」や、

グレゴリオ聖歌の「怒りの日」などがそうですし、

シャ
ンソンであれば「かもめ」という歌、

フラメンコの一部のカンテの詩など、

これらは皆、メメント・モリをテーマに作られているのです。










しかし、をテーマにしていると言っても、

ラテン諸国や南欧では、必ずしも暗いテーマだけではなく、

「死」を陽気にとら
え、

「死があるからこそ、今を楽しく生きなければいけない」

「死があり、苦があり、だけど喜びもある。それが人生だ。」

と、前向きな哲学、あるいは陽気な皮肉で解釈する面を持っています。



スペイン文学の哲学を追求する黒実 音子は、

200余りの全作品を、全てメメント・モリというテーマで作曲し、

道化芝居やオペラで、ラテン文学的世界を描く事を専門にしている作曲家
す。


黒実の作品において、死、信仰、絶望、孤独、希望、喜びは、

寓意(アレゴリー)化され、

ユーモラスな魔女死者の形で登場します。


(作曲家・黒実音子・画)


また、古めかしいクラシックや、フラメンコ、ジャズの技法で作られた彼の作品は、

弦楽オケや、フラメンコ奏者、オペラ歌手、道化師達によって歌われ、

まさに大昔のスペイン道化芝居(トラジコメディ)のような世界を作り出します。
   



今回のテーマはスペインの魔女達!?



ポルトガルの墓地で、この世の不条理を愚痴りながら、土を掘る女のファド、


夫の偽善を笑い、教会の矛盾にシニカルな風刺を吐く、中世ポルトガルの百姓娘の唄、


陽気にジプシー節で歌われるスペイン魔女のカンテ、



などなど、スペイン文学に登場するような


幻想的でユーモラスな「魔女達」が黒実の音楽(カンシオン・デ・トォンバ)には大勢登場します!!


黒実の作品において、ムール貝はラテンの象徴であり、


十字架は信仰、秩序の象徴であり、


魔女道化師は秩序とは反対の存在です。




複雑に絡み合った寓意のラテン物語から、皆さんは何を感じとるでしょうか?


この楽団でしか聴けない、南欧風味の音楽を、


ぜひ、豪華なオペラ生演奏でお聴きください!!!









フラメンコのギタリスト、

古楽のチェンバロ奏者などを迎え、

古き良き時代のラテン音楽を再現する





 






黒実 音子の作品のテーマは、

「古い時代のラテン音楽」です。

なので、当時と同じ様に、電子楽器を使用しない

アンティークな南欧の楽器による演奏が再現されます。



クラシック、教会音楽、
タンゴ、フラメンコ、ジャズ、

ファド、シャンソン、オペラなどの

各演奏陣が集まり、

彼の音楽世界は贅沢に
表現されます。



弦楽オケの他に、

日本には数台しかないと言われている

南イタリアの民族楽器キタラ・バテンテや、

ポルトガルの港町の音楽ファドにしか使用されないと言われている

「悲しみの弦楽器」ポルトガルギター

ヨーロッパでバッハよりも古い時代から使用されていた弦楽器リュート

ギターの祖先となる19世紀ギター
なども登場いたします。

このような楽器陣の揃うコンサートは、他では絶対にありません!!!






道化師とオペラ歌手




 






黒実音子の作品は、オペラ歌手が多くの曲を歌いますが、

他にも、古めかしい芝居をしながら歌う

道化師達などが
歌い手として登場します。



しゃがれ声、戯け、語り・・・

様々な個性豊かな道化師達の歌は、

古き良きラテンの世界を、

人間の魂の叫びを表現します。





歌い手に関する詳細はこちら←




 


   








■出演歌手、演奏者プロフィール

 


貽貝のわしなこ(道化師)
Carrona de Mejillon

「墓の魚」には初期から参加。

迫力のある黒いハスキーボイスが特徴で、主
に黒実のスペイン系の曲を歌う事が多い。

スペイン帽子(コルドベス)をかぶったフラメ
ンコの衣装に、黒いボロマント
を羽織って歌
う。


貽貝とは「墓の魚」では、ラテン世界の象徴
として表現されているムール貝
の事で、この
場合、ラテン系の歌を歌
う彼女につけられて
いる。























ペンギン(テノール歌手)
Don Pinguino

本名・伊藤雅俊。
千葉県出身。


洗足学園音楽大学声楽科卒業。

日本声楽家協会研究所を経て、及川音楽事務所に
所属。新人オーディションにて優秀新人賞。
TIAA新人演奏会出演。
第01回あおい音楽コンクール最高位、併せてテノ
ール賞。
翌年、同コンクールの審査員を務める。
第22回JILA音楽コンクール3位。
第19回長江杯国際音楽コンクール4位。
第12回フランス音楽コンクール審査員特別賞。
文化庁国民文化祭オペラ公演、同大学音楽祭「第
九」ソリストとして出演。
千葉市音楽協会、日本声楽発声学会各会員。
DRA音楽コンクール、日本クラシック音楽コンク
ール審査員。

今回はお休みです。














概念の形骸(ソプラノ歌手)
Le Charnier de Notion

本名・小木曽鮎美。

東京藝術大学音楽学部声楽科ソプラノ
専攻卒業。

東京二期会オペラ研究所マスタークラ
ス 修了。

第54回全日本学生音楽コンクール高校
の部 名古屋大会第一位 全国大会入選。
第60回同コンクール大学一般の部 名古
屋大会第一位 全国大会入選。
受賞者記念コンサート出演。
東京サミットコンクールグランドファ
イナル奨励賞。

東京芸術大学卒業演奏会、読売中部新
人演奏会、アカンサス東海新人演奏会、
アルティスタコルダコンサート、宗継
ホールコンサートなど演奏会に多数出
演。

紅白歌合戦や木曜8時のコンサートの
バックコーラスなども務める。

舞台では、オペラ〈ジャンニスキッキ〉
ヒロインのラウレッタ役〈後宮からの
逃走〉ブロンデ役に出演。

また、YMCA主催国際協力ボランティ
アコンサートや老人ホーム、ファミリ
ーコンサートなどボランティア活動に
も力を入れている。

二期会会員。

 

会計士(ソプラノ歌手)
Contadora


本名・太田智子。
東京都出身。

国立音楽大学声楽科卒業。
ウラジオストク極東芸術大学ディプ
ロマ課程修了。
2001年冬、ミラノにてP.フィオレッ
ラのもと研鑽を積む。

江戸川演奏家協会、全日本演奏家協
会、東京国際芸術協会、コンセール
・ヴィヴァンの各オーディションに
入賞。
第4回及川音楽事務所オーディショ
ンにて最優秀新人賞受賞。

これまでに声楽を星 元子、渡辺恒
子、原田茂生、瀬山詠子、黒澤麻美、
P.フィオレッラ、V .ヴァローニンに
師事。現在、横浜チャリティーコン
サート他各地で演奏活動を行ってい
る。

赤足亀のうおい(道化師)
Uoi de Jabuti

千葉県出身。

「墓の魚」では、スペイン・ラテン
系の歌を担当する。

安定した低音ボイスと、コミカルな
戯けた歌声が特徴。

ジャブチというのは南米に生息する
リクガメの事で、現地では食用になっ
ている。











貧者の魂(道化師)
L ame du Pauvre


本名・大山さやか。

朗読や演劇などを主に担当する道化師。



















字余りの乞食(作曲家、道化師)
Clochard de Enjambement


本名・黒実音子。

14歳の時にキリスト教の神学、ヨーロッ
パ哲学メメント・モリ(墓の哲学)にとり
つかれて以来、以後二十年間、それらを
テー
マに作曲、作画、作劇活動を続けて
いる作家。

一見、魔女や墓場をテーマにした墓場
の幻想作家のような世界を描くが、
その魔女は社会主義者の比喩であった
り、墓場に住む者は政治的追放者の意
味を持っていたりなど、表現している
事は、現実へのシニカルな皮肉、社会
風刺
である事が多いのが特徴。

キリスト教の立場から見た異教幻想に
非常に深い興味を持ち、墓場やヴァニ
タス
的な幻想を作中に多く展開する事
が多いが、
最後には必ず人間の信仰に
よる美しい魂の浄化を表現する。


16歳の時に教会旋法、対位法などの作
曲技法を学ぶ為、カトリック教会が主
催していた対位法・作曲教室に通う。

また、同じ
頃、十六世紀の弦楽器リュ
ートを日本古典楽器センターで濱田三
彦氏に師事。


幼い頃からキリスト教の宗教的雰囲気
の中に身を置き、ポルトガルやスペイ
ンの古典文学や、細菌医学や、生物学
を追及。
それらの学問を軸にした世界観の作品
を創造する。





仕立て屋のオチ(道化師)
Sastra


しゃがれ声で戯けた歌を担当する女
道化師。


サルトリアという種類の歌い手(道化
師)


パワフルな歌唱力と演技で、魔女の
音楽などを表現する。

仕立て屋という名前の由来は、昔のヨ
ーロッパ演劇で、仕立て屋が小賢い道
化的な役割をしていた事から。

今回はお休みです




























Ei (パイプオルガン)

幼少のころのテレビ出演などをきっ
かけにお芝居か音楽かどちらに進む
か悩み、NHK教育テレビ(現在の
Eテレ)の「ピアノのおけいこ《に
半年間出演したのち、音楽の道(ピ
アノ)に進む決意をする。

このころからなぜかドイツに異常な
執着を持ち始める。

しかし、某音楽大学卒業後は楽器は
ほとんどさわらず出版社(音楽系、
化学系)につとめ編集などの仕事に
尽力する。

出版社を退職後、個人で音楽関係の
編集の仕事を手伝いながら、楽器の
リハビリにつとめ、のちにかねてか
ら興味のあったオルガンのレッスン
に通い始める。

そして、オルガンのレッスンをきっ
かけに時間をつくってはドイツに渡
独し、ドイツ各地でオルガンのレッ
スンを受け、親交を深める。

現在はアンサンブル、伴奏の楽しさ
に目覚め、リコーダー、アコーディ
オン、ビオラ・ダ・ガンバ、ケーナ、
三味線など多種多様な楽器、音楽ジ
ャンルとのセッションを行っている。

墓の魚には初期から参加。

ドイツ語を
Maria Staubli氏、
Klaus Geppel氏、
Fred Blutmann氏に師事。

オルガンを主にHannoverで
Birgit Desch氏、
南ドイツのGengenbachで
Mathias Degott氏に師事。

山角倫代(ピアノ/チェンバロ)

桐朋学園大学ピアノ科卒業。

高等学校(国立音楽大学付属)時代
から盤楽器全般への関心が強く、大
学在学中に古楽器の研究を始める。
卒業後に渡欧。

欧州各地の楽器博物館で古楽器によ
る演奏活動を行い、鍵盤楽器の歴史
と作曲の変遷および音楽解釈を研究。

帰国後は、国内・外の室内楽団やオ
ーケストラと共演。

ソロ活動の他、能管などの和楽器を
はじめ、各国の民族楽器とのコラボ
レーションも積極的に行う。

リリースしたソロCDは、『レコー
ド芸術』誌の準特選盤に推薦される
など音楽各誌で好評を博す。

演奏での使用楽器は、ピアノ、チェ
ンバロ、パイプオルガン、フォルテ
ピアノ、クラヴィコードなど
鍵盤楽器全般にわたる。

演奏活動の傍ら後進の指導にも携わ
り、最優秀指導者賞を受賞。

国内・外の 数々のコンクールにて、
上位受賞者を輩出。

日本クラシック音楽コンクール、
ショパン国際ピアノコンクール in
Asiaの地区大会・全国大会の審査員
を務める。





岡田洋輔 (フラメンコギター)











































長洲毅 (クラシックギター)

1954年生まれ

中学1年より小胎剛先生に師事。
現在に至る。

三鷹市立南浦小学校、三鷹市立第四
中学校、教育大学(筑波大学)付属
高校

東京大学理学部、同大学院理学系研
究科修士課程を経て

1979年エーザイ(株)入社
2002年9月東京大学薬学系研究科 
博士号取得

2014年3月エーザイ(株)を円満退
職(嘱託社員1年間継続)

2014年4月~ JSTライフDB統合推
進事業統合化推進プログラム研究総

2014年8月~ 東京大学大学院情報
工学系研究科ソーシャルICT, GCL 
特任研究員 (2年間)

2016年5月~(株)ジーンクエスト 
技術顧問


NHK BS2「音楽のある街」2004年
6月放送に応募・採択、 スペイン舞
曲5番をオーケストラと共演。


雑誌掲載 「王子ホールマガジン 
2007冬号」 インタビュー記事

「音楽のある風景」連載記事 
(写真・文:大山 真人氏)

人生の師と出会い、生き方を教わっ
た ~ 第二の人生をプロのギター奏
者として


2013年4月1日付で、文部科学省公
認 社団法人日本ギター連盟正会員公
認証取得


2014年7月5日ファースト・ソロ・
コンサート実施、CD作成販売





ラテンならではの陽気な墓場の哲学を、


古典のような詩で作る作曲家・黒実 音子の世界へぜひ!!







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