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200年前の19世紀ギター。
大昔、まだギターがバイオリンと同じ木ペグの糸巻き
を使っていた頃の古いギター。こうしたアンティーク
楽器も「墓の魚」の魅力の一つ。


シャンソン・フュネライユを歌う道化
役者。
「葬送の歌」は、しばし道化師によ
って戯けて陽気に歌われる。スペインのピ
カレスク(乞食)哲学を表現する道化
(Clochard クローシャル)は、
破れたボロ
ボロのタキシードを着込み、乞食のような
格好で、人生の皮肉を表現する。


チェンバロでシャンソン・フュネライユを歌う道化役者。
「葬送の歌」には、ジャズやフラメンコ、シャンソンなどの
十九世紀的な面の他に、チェンバロやリュートを使用した十
七世紀的な面もある。皮肉とユーモアを歌う派手な装束の歌
手達は、まさに古い時代の道化芝居を連想させる。
写真は、楽団の陽気な女道化師(歌い手)仕立て屋のオチ。





      どんな楽団?
   

昔からヨーロッパの伝統芸術として存在する

「墓想memento Mori」をテーマに、作曲家・

黒実音子が作ったオペラ楽団です。



打ち込みを一切使わず、クラシックの弦楽、

南欧の民族音楽、古楽器での生演奏に絶対的

なこだわりを持ち、幼少より神学、西洋民俗

学、宗教学、フランス詩、スペイン文学を学

んできた黒実の作る異教幻想的な詩を、同じ

く黒実作曲のオリジナル曲で歌います。




死と言っても日本とは違い、ラテン諸国の死

の芸術は皮肉めいていて、陽気です。



「死があるからこそ、生を楽しむ事ができる

んじゃないか」



「どんな栄華も名誉も、死んでしまえば墓場

の中だ。この世のものに意味なんてない」



などのメッセージが彼の作品には込められて

います。



 

歌い手は、スペイン娘の格好をした女道化師

「赤足亀のうおい」や、

戯けたしゃがれ声の同じく女道化師「仕立て

屋のオチ」、

乞食に扮した道化クローシャル、

そしてオペラ歌手達などがそれぞれの担当曲

を歌います。


作曲家・黒実の作る、幻想と死と皮肉と信仰

の音楽を、ぜひお楽しみください♪






























     シャンソン・フュネライユ(葬送の歌)というオリジナル曲
   

「墓の魚」の音楽の事を「魔女の音楽」、またはシャンソン・フュネライユ

(葬送の歌)と言います。

   
「シャンソン・フュネライユ」は

風刺
ユーモアに富んだフランス文学的な歌詞、

歌い手の大げさな身振り、

バッソ・ブッフォ Basso buffo (道化のオペラ)のような早口の歌、

演技を交えた喋るような歌 Recitativo

こだわりのヨーロッパ古楽器弦楽オーケストラによる生演奏、

などの様々な特徴を持っていますが、

何より歌の詩のほとんどが、様々な魔女の抒情詩になっています。



魔女というのはキリスト教に対する異教徒ですが、その魔女達が迫害さ

れた者として、社会(当時のキリスト教社会)に辛辣な皮肉と風刺を込め

て歌う歌こそが「シャンソン・フュネライユ」の特徴かもしれません。



古風な作り方をしたこれらの作品は、クラシック好きの方はもちろんの

事、シェイクスピアの道化芝居、スペイン文学、フランス詩、シャンソ

ン、ファド、タンゴ、ジャズ、ミュージカルなど、様々な人に楽しんで

いただける独特な音楽となっています。



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シャンソン・フュネライユを演奏するコントラバス奏者。




女道化師サルトリアによる道化芝居のシャンソン・フュネライユ↑
ものすごい早口言葉で、滑稽にまくしたてられる。

「シャンソン・フュネライユ」は、様々なラテン音楽を取り込ん
だ音楽であるといえます。オペラ、葬送
行進曲、ダンス・マカー
ブル、レクイエム、
アルゼンチンタンゴ、シャンソン、ファド
古楽など、様々な様式を取り込んでいます。




シャンソン・フュネライユの中でも「オペラ・マレフィカ」と呼ばれる曲種↑
厳粛で高尚なテーマを歌う。




「ファド・テアットロ」と呼ばれる曲種は、ミュージカル調に土臭い
ヴァニタス哲学を歌う↑








ポルトガルのファドが、黒衣に身を包んだ喪に服した音楽であるように、

クラシックがレクイエムを歌うように、

「シャンソン・フュネライユ」は、「葬儀の歌」を歌います。

それは非常にラテン気質で明るいものである事を特徴とします。



メキシコの「死者の日」のように、

格、厳粛でありながら、

カラッと陽気であるというこの感覚は、

キリスト教信仰と、ラテン哲学が共存し
ている

南欧諸国の精神を理解しなければ、

わかりにくいものかもしれません。



シャンソン・フュネライユのその「墓想」の歌詞(言葉)は、

フランスの詩人ヴィヨンの「ヴィヨン墓碑
銘」のように、

生への究極の皮肉、風刺であり、

リストの「死の舞踏」のように、宗教的な怒りの日で
もあります。



あるいはシャンソンの「かもめ」の詩のように、

ボードレールの「陽気な死人」のように、

冷たい土の香りのするものでもあります。



それら、棺の中の虫の語るシニカルな言葉を、

道化師(歌い
手)達が、まるでバッソ・ブッフォ

(basso buffo道化のオペラ)のように早口で歌う様子は、

十六世紀スペインのコメデ
ィア・サントス(聖喜劇)に登場する

道化グラシオーソのようです。



それは悲喜劇(トラジコメディ)の賛
美です。



しかし、聖なる信仰の前に、俗的なユーモアで戯けながらも、

主の威光におびえ、楽園に焦がれる音楽。

それが「シャンソン・フュネライユ」なのです。



「死の行進」(ダンス・マカーブル)をテーマにした小協奏曲↑

クラシック的な作曲技法で作り出される独特な編曲の世界。
対位法、フーガ、ソナタ、フォーブルドンなどのクラシック音楽を
根底に取り
込んだ編曲、無調性音楽、喋るように歌われるレチタテ
ィーヴォ音楽、ドラムの無いリズム、
複雑なパルマ(リズム)、ピカ
ルディの終止などが黒実 音子の作品の特徴になる。


どれも、現代ではあまり古われない、古めかしい作曲技法








我々はいつか死ぬ事を忘れるな。という警句も含むメメント・モリ芸術。


中世フランスには、「墓」を意味するトンボーという音楽ジャンルがありました。

この場合の墓は、亡くなった者や時代への「追悼」を意味していました。

バンド名の「墓の魚」の「墓」も、「古い芸術への追悼」という意味を持ちます。

楽団名の由来


スペイン娘カロニャ・デ・メヒヨンの歌う「イワシの埋葬」。
フラメンコのリズムで伝統的なメメントモリ哲学を歌っている↑


フュネライユとは、フランス語で「葬儀」という意味です。

黒実 音子の作品には、人生を壮大な「葬儀」と見なす

文学的哲学が流れています。


シャンソン・フュネライユを演奏するフラメンコギタリスト。
「葬送の歌」のこだわりは、特に使用
する伴奏楽器に現れる。バテンテギタ
ー、ポルトガルギター、卓上オルガン
など、日本ではここでしか所有してい
ないような特殊な楽器を何種類も使い、
観客を観た事も無い世界に引き込む。
(写真は、フラメンコギター。フラメン
コギターらしい音を追求していくと、
とてもクラシックギターの世界では通
用しない雑音の入った音になっていく。
それをジプシー達はこよなく愛する)

















































「人生は虚しい。

人間はいつか死ぬ。

死んだら、聖職者も

乞食も詐欺師も

みんな同じだ。墓の中だ。


だから生きてる間は好きに生きよう。 

ずるくて情けないのが人間。 

そんな人間の

くそったれな人生こそが素晴らしいのだ!

ダメに生きても、立派に生きても、 

好きに生きても、同じ人生。」


そんな皮肉で、だけれど、カラっと明るいいたずらなラテン

哲学を「シャンソン・フュネライユ」は歌います。
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これは、古典スペイン劇の悲喜劇(トラジ・コメディ)をテーマに

していた風刺・宗教劇「コメディア・デ・サントス」の形を強く受

け継いでいるものです。


また、「シャンソン・フュネライユ」は、「魔女の音楽」とも呼ばれ
ています。



それは、歌詞に、詐欺師、ヒモ男、ジプシー女、魔女などの

いわゆるピカレスク文学の人物達がよく登場するからです。



それらは、まるで、ゲーテの生み出すような古めかしい

宗教幻想の世界でもあります。



歌詞には、その他、
ヴァニタスエスプリグレーブヤードポエッツ

などの哲学テーマも混じり合い、諧謔的な幻想世界を作り出します。



さぁ、皆さんの心の底で眠っている文学的精神をくすぐる

プレシオジテな幻想の旅へ

「墓の魚」と共に出かけてみませんか?



こんなバンドは、他には絶対にないです!!

 


シャンソン・フュネライユ(葬送の歌)を演奏する
「墓の魚」。
「葬送の歌」を歌っていく。アコーディオン、バイ
オリン、ピアノのいる編成は、まるで古いタンゴ楽
団のようだ。
「葬送の歌」には、フラメンコと同じく曲種(パロ)
があり、「ファド・エンテーホ」、「フラメンコ・
ヴァニーダ」、「オペラ・マレフィカ」など、曲に
よって雰囲気、奏法ががらりと変わる。その為、楽
譜に指定された楽器も多岐に渡り、これだけの楽器
編成が必要不可欠になる。(「葬送の歌」のパロ一覧
)





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